新卒22歳給料未払いで困惑!会社退職までの経験談をポップに解説

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新卒22歳給料未払いで困惑!会社退職までの経験談をポップに解説

プロフィールでもご紹介したように、私は新卒で就職した会社から給料の未払いがありました。
弁護士に相談・泣き寝入りになる例もあるなか、今となっては考えさせられることばかり。

不況だったとはいえ、まさか自分が?というのが正直なところで。

今回は素直に感じたことを、できる限りポップにご紹介したいと思います!笑

新卒で就職したのは、ある小さな会社

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私はリーマンショックによる就職氷河期を経験した世代。

大手企業でも経営が厳しいと言われ、どんどん不安を煽られるような環境での就職活動。
採用人数が前年度の半分以下というのもざらにあったり。
今はすっかり状況が変わりましたが(^^;)

 

そんななか私が就職をしたのは、中国出身の男性社長(当時40代)が経営する小さな会社

何人か営業の人もいましたが、社内ではほとんど会わず。
社長と二人で仕事を進めていくやり方でした。

もともと社長は、名前を聞けば分かるような有名会社のエンジニア。
成人してから日本国籍を持ち、中国からのインバウンドで旅行事業を始めていたようで。
私は旅行好きということもあり、この会社で働くことを決めました。

甘い考えかもしれませんが、少しでも好きなことを仕事にしたいと思ったんですよね。笑

 

社長はかなり話しやすい雰囲気の人。
営業に随行したり、秘書のような雑務もやっていました。
あまり仕事という感じもなく、怒るような怖い人でもないので、ラクと言えばラクでしたね。

しかし働いていくうちに、何か違和感というか・・

納得のいかないことが次第に起こり始めます。

 

潰れる気しかしない会社で事務職をまい進

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というのも、この社長はけっこうケチな性格で・・
なるべく経費は使うな、使うならしばらく立て替えておけ。

いくら社会人経験がない私でも、そんな言葉が段々と気になり出します。笑

一番嫌だったのは
交通費の定期代でさえも、3回ほど催促をしないとくれなかったことw

当時実家に住んでいた私は、1時間30分ほどかけて都内の事務所に通っていました。

社長は私の定期代を見るたびに

いや~交通費高いね~
僕の2倍の金額ね~

そして私は

そうなんですよーすみませーん!!と言いながら、やっと受け取れる感じ。

心の中では、さっさと交通費くらいくれよ!と思いましたが。笑

 

そんな時、家が遠いなら会社の近くに住めば?と社長が言い出します。
どうやら会社から家賃も出してくれるらしい。

今までお金をかけるのを嫌がっていたのに、急に羽振りの良いことを言ってきて。笑

そして私は事情を説明してから、家族に相談。

すると父親はなんだかシブい顔。
家賃は本当に払ってもらえるのか?
一人での生活は大丈夫なのか?
都合の良いように、私を置いておきたいだけなんじゃないか?

不安そうにする父の姿がありました。

確かに親は心配ですよね。
次から次へと、この話しへの違和感を語ってくれてw

 

そんなことをしているうちに
私が退職を決意する最悪な出来事が起きてしまいます。笑

だいぶ急展開ですが、お付き合いください。

本当にある”給料未払い”という現実

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変わりなく通勤を続け、何となく過ごしていたある日

私が自分の銀行口座を確認すると

あれ?
給料が振り込まれていない!

なんで?

定期代も催促していたくらいだから、本来はもっと早く異変に気づくべきなのですが。笑

社長はお金にルーズな人だと分かりながら
今月は遅れちゃってるのかな?と不必要な優しさを持ってしまいますw

 

しかしどうも様子がおかしい

この頃から、会社にお金がないんだろうなと思うようになったものの

私が給料のことについてふれるとすぐに振り込むからの一点張り。

3日たってもそんなことを言い続けるので、私もついに強気な姿勢を見せ始めます。

 

すると

そういう言い方や態度は良くない
僕は悪い空気が嫌いだ、気持ち良く仕事がしたいなど

綺麗ごとを並べ始めます。笑

そのくせ
昨日は家族でディズニーシーに行ってきた~
今度の休みは旅行に行く

と私に言ってくるんですよね。

どう考えても給料のことを考えていない。

 

挙げ句の果てに、すぐには給料は払えないよと言い出し

私は更に激怒!

すると社長は
お金を払えだなんて品がない
不況によるものだから仕方がない
社員は会社の損害を理解するべき

いくら会社にお金がなくても、普通に腹が立ちますよね(^^;)

 

私が管理職や役員ならまだしも、入社して8ヶ月の新人。
この会社を選んでしまった自己責任もありますが。

その態度に呆れ、トーンダウンした私は一言。

会社辞めます、もう来ません。

 

しばらく続く退職の余波

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実は退職した後も、困ったことが待ち受けていました。
それは取引先から直接、私の携帯に連絡がきてしまうこと。

本来は私本人から退職の挨拶をするべきなのですが
社長は自分が関係者に説明すると言い出しました。

それなら・・という感じで、あまり深く考えなかったのですが
退職をして1ヶ月以上たっても、取引先から電話が入って来る。
急にいなくなった私を気にかけてくれた方もいました。

 

そらり:社長から何か聞いていませんか?

取引先:特になにも・・
              あなた(そらり)の名前を出しても今日はちょっといないと言われる。

退職した旨を直接伝えると

何かあったの?と、しつこく聞かれ。笑
給料の未払いがあってー!!と、大きな声で言いたかったけど
腹いせに言うのは大人気ないし、さすがにそのことは触れられませんでした。

 

労働基準監督署という最強ワード

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そんなことがありながらも、まだまだ給料が支払われない日が続きます。

私は家族に全て話していたのですが、労基に相談するのはどうか?という案が浮上。
弁護士に相談するケースもあるようですが、あまり事を大きくしても・・

けど泣き寝入りはしたくない!!

催促をしないと払わないだろうし。
どんな理由であれ、働いた分はきちんともらう権利があるのでね。

 

ということで、まずは支払う意志があるかを確認しようということで
未払いは30万円ほどあったのですが、少額でも期日までに振り込むよう連絡をしました。

しかし、なんとかやってみるという、かなりアバウトな返信。
いったい社長は何を考えているのか。

とにかく言うことはハッキリ伝えないと意味がないので

ここであのワードを!

約束を破ったら、労働基準監督署へ行くことも考えています。

 

すると

社長:そういうのは良くないね~会社が危ないね~

そらり:私たちだけで解決しないなら、そうするしかありません。

社長:うん・・。じゃあ、わかった。

どうやら事の重大さを理解したようだ。

 

このやり取りをしてからは、決まった日に入金が確認され、計3回に分けて完済。

本人がどのように考えていたのかは分かりませんが
反論しなくなったという意味では、効果的なワードになったはず。

普段使わないし、使いたくないフレーズですけどねw

 

給料未払いから学んだこと

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私はこんな経験から

自分の価値を低く見すぎてはいけないと思うようになりました。

思い通りの就職活動ができなかったこともあり

自分に仕事があるだけマシ!
もっとツライ経験をしている人はたくさんいるという
悲観的な考えが強かったんですよね。

 

我慢というか、仕事を失う怖さもあるし、就職活動もやり直さないといけない。

言われた通りに動くのはラクかもしれないけど
都合の良いように使われてばかりじゃ、つまらないなと。

あとは就職したら3年は転職するなという謎の風潮。
これはただ会社の都合で言われているだけのようですが。

今でもこんな教えとかあるんですかね?笑

 

自分の価値を下げないと聞くと、大げさに感じるかもしれませんが
本当に自分を犠牲にしてまで、繋ぎとめたいものなのか?と考えるのは
ある程度必要だと思うんですよね。

人間関係もそうですが、仲良しを装ったり無理に付き合うと
結局気持ちが追いつかなかったりするので。

 

最後にこの給料未払いの会社
今はいったい、どうなっているのか。。

気になる方も多いでしょ?笑
(興味なかったらすみません)

結果としては

検索に社名を入れても、まともな情報が出てこない。
当時存在していたホームページも消えており、事務所にも会社がない。

これ以上は分からないですが、また新たなかたちで事業ををやっているのかもしれませんね!

今となっては笑い話にできる経験ですが
他に相談できる社員や仲間がいれば、また違う考えもあったのかなと。

ここでネタになったことについては、お礼を言いたいものです。笑

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